①ゆめ・ドリームを導入しようと思ったきっかけは？

最初は、保育の現場にパソコンを導入することに消極的で、市内にあるどの園よりもパソコンの導入が遅かったと思います。
ところが、ある園の見学に訪れた際に、保育業務でパソコンを活用する職員の姿、とくに年配の職員の方々でもパソコンを使いこなす姿を見て、大変驚きました。同時に、パソコンを使えば職員の負担軽減や業務の効率化が図れることを知りました。 その園で活用されていたのが「ゆめ・ドリーム」だったので、本園でも導入を進めました。
パソコンの導入は遅い方でしたが、ICTへの取り組みは市内の他の園と比べても早い方だったと思います。

②ゆめ・ドリームをどのように活用していますか？

主に保育日誌や指導計画の作成に活用しています。作成から承認まで全てゆめ・ドリームを使って行っています。
また、連絡帳の作成もゆめ・ドリームを活用しています。タブレットを使って簡単に入力できるので、パートの先生にも入力してもらっています。

③ゆめ・ドリームを導入したことによってどのような効果（メリット）が現れましたか？

保育日誌や指導計画の承認がシステム上で行われるようになったので、書類の提出状況の確認や決済がとても楽になりました。加えて、電子承認となったため、印刷の必要がなくなり、ペーパーレス化につながりました。 また、手書きからパソコン・タブレットへの入力に変わったことで、書類作成にかかる時間が短縮されました。この時短効果によって、業務が勤務時間内に終わるようになり、残業・業務の持ち帰りがなくなりました。

④これから保育をよりよくするために欲しいと思うものは何ですか？

自園の保育をより良くするために、他園の情報が欲しいと思っています。例えば、他園で行われている行事や保育サービスなど、何が園児や保護者に喜ばれているかを各園の取り組みを参考にし、本園でも取り入れたいと思っています。 そのような情報を広くお互いに提供できる仕組みがあればいいと思いました。

①ゆめ・ドリームを導入しようと思ったきっかけは？

本園は、平成23年度に幼保連携型認定こども園に移行しました。それに伴って、事務作業が多くなり、職員の負担も大きくなりました。とりわけ、病欠、事故欠席、出席停止など細かく分類されている欠席日数や教育・保育日数をそれぞれ集計することがとても煩雑でした。
そこで、働き方改革の一環として、業務の効率化が必要だと考え、まずは園児の登降園管理や出席簿作成のICT化に取り掛かろうと考えました。

②ゆめ・ドリームをどのように活用していますか？

主に登降園機能を活用しています。園児の登園を一括で入力し、個別で入力が必要な園児は別途対応するという形で入力しています。
また、職員出退勤もゆめ・ドリームで行っており、出退勤時間をタッチパネルやICカードを用いて記録しています。

③ゆめ・ドリームを導入したことによってどのような効果（メリット）が現れましたか？

欠席日数や教育・保育日数がそれぞれ自動で集計され、それが自動で園児出席簿にも反映されるようになりました。また、集計された教育日数が日誌と併せて指導要録にも反映されるようになりました。これらの効果により、職員への負担を飛躍的に軽減することができました。
また、出退勤をICT化したことで、職員の労働時間の集計も簡単になり、集計した時間を職員の給与計算に活用することができるようになりました。

④今後のICT化、業務の効率化に期待することは？

園の価値観、考え方を共通認識として持ち続けることを目的に「CREDO（クレド）」を作成しています。こちらには歴代から受け継がれている行動規範、園務分掌などがマニュアル化されとりまとめております。このマニュアル化は教育保育の質を高い水準で一人ひとりが提供できるようにする為、考え方を標準化したものです。
また、エアリーと呼ばれる職員を各担当に配置し、情報共有を行い、業務の風通しをよくしています。 これらもICTを活用し、より働きやすい環境を整備していきたいと考えています。